太陽ガス 暮らしのインフォメーション

RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

太陽ガスの地域電力事業は、
電気を売るだけではありません。
鹿児島の自然や気候、
ライフスタイルに合っ
た電気ってなんだろう?
少しづつですが、進んでいく研究成果や
プロジェクトをご紹介します。

2020.03.01

第56回 人と自然に優しいエネルギーの作り方⑤



〈前回のつづき〉
私の想いに共感してお金を出してくれそうな方々に、作成した収支計画表を基にして説明して廻りました。1つ目の案件は20kWの太陽光発電設備で、約700万円の総事業費でしたので、会社設立資金と予備費を含めて約800万円のお金が必要でした。私が鹿児島に来てからずっと一緒に活動をしてくれていたY氏が100万円、それから自分の親にも説明して100万円の出資金を出してもらいました。自分の210万円と知人ら7名の方にも出資してもらい資本金500万円を集めました。残り300万円は社債での調達でした。大雑把に言ってしまうと、社債は返済義務がありますが、出資金は返済義務はないけど、配当でお返ししていくというものです。 収支計画書では当初の出資金が20年間の売電事業でおおよそ倍になる計算でした。事業開始からもうすぐ5年が経ちますがほぼ試算通りに推移しています。本当にありがたいことに目標金額は大きな苦労もなく集まりましたが、ど素人の私がゼロからお金を集めるのには、資金調達方法を調べたり、資料の作成や社債の発行の手続きなど、集めるまでの準備のほうが困難な道のりでした。2つ目の10kWの太陽光発電設備は楠学園という姶良の自然学校の寮の屋根をお借りしての事業でした。2回目の資金調達でしたので、手続きは同じことの繰り返しで、あとは面と向かって説明してお金を出してもらうという作業でした。合計300万円が意外にもはやく集まってしまったのには本当に驚かされました・・・

─文:新エネルギー推進チーム 及川

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