太陽ガス 暮らしのインフォメーション

RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

太陽ガスの地域電力事業は、
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鹿児島の自然や気候、
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た電気ってなんだろう?
少しづつですが、進んでいく研究成果や
プロジェクトをご紹介します。

2020.04.01

第57回 人と自然に優しいエネルギーの作り方⑥



市民からお金を集めて太陽光発電設備を造ったことは前回書きました。「さぁ 次を!」と意気込んだところで壁にぶち当たってしまいました。配電線の容量に空きがなく、再エネの連携が困難になりました。世にいう「九電ショック」です。この容量を増やすための費用を事業者が負担しなければいけません。また「出力抑制」といった不確定要素が入ってきてしまいました。FIT制度(第53回で説明しています)が導入され、自然エネルギーによる発電は20年・固定で売電収入が予想できていたのですが、それが骨抜きになってしまった感じです。 新たに土地を見つけて初めから事業計画を作るということは、小さな市民の輪では困難でしたが、ラッキーだったことに、すでに計画をしていた土地がありました。この土地の太陽光発電事業(約100kW)には約3千万円が必要でした。金額が大きかったこともあり、関係者で大いにもめました。そして今回はこの事業自体を別の会社にしてもらい、市民出資200万円分を入れることにしました。その会社というのはHappy Energy(ハッピーエナジー)でした。「社会問題を解決するために商売をする!」と謳っている太陽ガス社員によるベンチャーです。
〈次回につづく〉

─文:新エネルギー推進チーム 及川

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