太陽ガス 暮らしのインフォメーション

RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

太陽ガスの地域電力事業は、
電気を売るだけではありません。
鹿児島の自然や気候、
ライフスタイルに合っ
た電気ってなんだろう?
少しづつですが、進んでいく研究成果や
プロジェクトをご紹介します。

2020.02.01

第54回 人と自然に優しいエネルギーの作り方④


市民が出資して作る発電所や、自然エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)と、その問題点について前回の3回で書かせてもらいました。今回は私が取り組んだ市民共同発電所についてご紹介します。 ドイツから帰ってきたのが2011年の年末でした。それから鹿児島に来たのが2012年の3月ごろだったかと思います。ドイツでの成功事例を見てきたので、「自然エネルギーを私たち市民の手で!」という想いで活動を始めました。当時の私は青二才でした。太陽光発電事業をするにしても土地もない、お金もない、知見もなかったのです。太陽ガスに入社し、太陽光発電に関しては少しずつ勉強させてもらいましたが、それで市民共同発電所ができるわけではありません。土地とお金が必要です。お金は同じ想いを持った仲間から集めようと思っていましたが、パネルを置くスペースがないことにはお話になりません。鹿児島に来てからまだ間もなかった(言い訳ですが)ので、土地や屋根を提供してくれる人にはすぐには行き当たることができなかったのです。 2013年になってやっとスペースの課題がクリアできましたが、次は採算性の試算とお金の調達という壁にぶつかりました。採算性は収支計画表を見よう見まねで作り、出資金額、社債金額の割合がベストになるように設定します。計画表は机上でいくらでも作れますが、実際のお金集めは全くの別物でした。

写真:前回登場した教会の屋根の市民共同発電所

─文:新エネルギー推進チーム 及川

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