2023.03.01
第92回 2050年カーボンニュートラル？⑤
2030年に向けて急激にCO2の排出を減らさないといけないことを前回書きました。
そうしないと1.5℃を超えてしまい（オーバーシュート）、リスク増やコスト増につながってしまうのです。
要するに2050年までにカーボンニュートラル（CN）を達成すればいいという話ではないのです。
また日本や先進国だけが達成しても意味がありません。
地球全体としてオーバーシュートなしで2050CNを目指さないと！という状況なのです。
ここで考えないといけないのは今までのCO2排出の大半は先進国がしてきたという事実と
近代化と人口増をしている中国、インド、アフリカ諸国などの排出量がどんどん増えていることです。
先進国はその他の国々よりも多くの削減をしないといけませんし、
図のように一人当たりの排出量が多い（図の人型の大きさ）から当たり前です。
日本もその分プラスで2030年に向けて急激な削減が必要なわけです。
出典）EDMC/エネルギー・経済統計要覧2022年版
JCCCA https://www.jccca.org/download/66928
─文：新エネルギー推進チーム 及川
