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RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

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少しづつですが、進んでいく研究成果や
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2023.02.01

第91回 2050年カーボンニュートラル?④


寒い日が続く冬には、正直「もうちょと暖かくなってほしいな」と頭をかすめることがありますが、
積雪の量が減っていることなどをお年寄りから聞くと、温暖化が進行している現状との間で悶々としてしまいます。
そんな悠長な事を言ってはいられませんよ!と今までこの記事を一緒に見てきた皆さんから声が飛んできそうですが。

さて、カーボンニュートラルを達成するにあたって、温暖化を1.5℃未満に抑えることが目標にされています。
前回は1.5℃上昇するとどんなリスクが激増するかについて表で見てもらいました。
IPCCではこの1.5℃未満に抑え込みながらカーボンニュートラルを達成するケースを公表(図)しています。
1.5℃を超えてしまうケースをオーバーシュートといいますが、一旦そうなってしまうとリスクが増えるのはもちろん、
再度1.5℃未満に抑え込むのによりコストがかかってしまいます。
そのため、図の緑色の線のように(オーバーシュートなしの経路)2030年に向けて急激にCO2の排出を減らさないといけません。
(つづく)

気温上昇を1.5℃に抑える排出経路における、人為起源CO2排出量

注:オーバーシュートとはある特定の数値を一時的に超過することで、ここでは地球 温暖化が1.5℃の水準を一時的に超過することを指す。
資料:気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「1.5℃特別報告書」より環境省作成
出典:環境省(https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r01/html/hj19020101.html

─文:新エネルギー推進チーム 及川

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