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RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

太陽ガスの地域電力事業は、
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少しづつですが、進んでいく研究成果や
プロジェクトをご紹介します。

2017.10.01

第27回 〜水力奮闘記⑥〜


ヤキモキしながら待った「設備認定」がやっと8月頭に届きました。かれこれ4ヶ月かかったことになります。
これでやっと銀行融資が下りて、本格的に工事に入れることになり一安心しています。

さて、後はもう工事だけ、と出来ればいいのですが、そうは問屋が卸しません。
初めての挑戦ですので、予期せぬことがたくさん出て来ます。
水車はドイツから輸入してくるのですが、ドイツの周波数と西日本の60Hzとが違うため調整に時間がかかっています。この輸入品の付属でついてくるのがフランジです。
工事の順番として、まずはこのフランジを日本側で用意する水圧管と溶接しなければいけません。
水車を待っていたら、工事に入れません。
そこで水車メーカーに無理を言ってこのフランジだけ空輸で送ってもらいました。

『スティフナーを付けないと』と施工会社。これがまた50万円くらい。
さらに『ドレッサーも』、という事で数十万円です。排砂管の変更で50万円。
全部言われた通りつけていると事業の収支がもともとギリギリだったものが、更に悪化します。
それでは事業として失敗です。何とかしなければいけませんでした。
どれもこれも初めての内容なので、課題を解決するのに大変な労力が要りますが、コンサル会社、施工会社、商社さんが忍耐強く私の相手をしてくれるおかげで、問題なく前に進んでいきそうです。
今はドイツから水車が入ってくるのがとても楽しみです。

─文:新エネルギー推進チーム 及川

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