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RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

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少しづつですが、進んでいく研究成果や
プロジェクトをご紹介します。

2016.07.01

第12回〜小水力発電を始めるまでの道のり ー 水車選定 ー 〜


皆さん、こんにちは。エジソンの部屋のお時間です。
これからどんどん暑くなります‼︎水場を求めて動き出されている方もいると思いますが、
くれぐれも水難事故には気をつけてください。過信は禁物、泳げる方も泳げない方も、
「ここは浅いから大丈夫」「涼みたい〜」という軽い気持ちでいると危険です‼︎
特に雨が降った後は水が冷たく、川も増水しているので、注意が必要です。

さて、大詰めになってきた「道のりシリーズ」。今回は様々な水車のうち、
どれを使うかという選定方法についてお話したいと思います。
少し難しい話ですが、なるべく噛み砕いてお話しますね。

僕がこうしてエジソンの部屋(勝手にそう呼んでしまっていますが…笑)を始めたころに、
水車といえば下記のようなタイプを思い浮かべるのでは?と言ったことがあります。

スクリーンショット 2016-07-12 12.05.49

この水車は上掛け水車といいますが、他にも様々な水車があるので、
代表的な水車を、選定時に使われる下記:水車選定表を元にいくつかご紹介しますね!

水車選定表

水車選定表

クロスフロー水車

クロスフロー水車

らせん水車

らせん水車

フランシス水車

フランシス水車

ペルトン水車

ペルトン水車

今回は写真が沢山ですが、
重要な部分ですから百聞は一見にしかずの思いでこんな形にしました。

選定表は少し見にくいですが、グラフになっていて、
この間までお話してきた流量観測で得た水量と、
前回お話した測量で得た落差で求められるようになっています。

少し古い資料のため、らせん水車は入っていませんが、開放形水車のあたりに分類されます。
ここにまだ載せきれていない水車も数多くありますが、
よく使われるのはご紹介したこれらの水車です。

選定基準としては表の水量と落差の関係以外にも、
水車を設置する場所やコストも併せて検討する必要があり、
すべての条件が合致した上で水車が選定される流れになります。
この後に発電機や、その電気の使い方によって電気設備が設計されるという流れになりますが、
そのお話は次回にしたいと思います。

さあ、いよいよ次回が「道のりシリーズ」最終回となります。
最終回に一番難しい話を残してしまいましたが、皆さんお付き合いください!!
それでは次回も乞うご期待!!

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