太陽ガス 暮らしのインフォメーション

RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

太陽ガスの地域電力事業は、
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た電気ってなんだろう?
少しづつですが、進んでいく研究成果や
プロジェクトをご紹介します。

2019.02.01

第43回 水力奮闘記⑮


水永吉君が完成してからもう半年以上が経ちました。水永吉君とは日置市吹上町に5年がかりで創った水力発電所です。やっと彼の特性をつかんできたので、これからもうちょっといい関係になれそうです。この水永吉君、12月で6ヶ月になりましたので、会社の同僚と2人で2日間にわたって定期検査をしてあげました。水車のケーシング(箱)を開けて羽の確認。少し塗装がはがれていましたが、大きな損傷はありませんでした。水圧管の点検口を開けてガイドベーンという流量を調整する代物も異変が無いことを確認。ヘッドタンクの水を空にして土砂のたまり具合を確認しました。多い所では約60センチほどたまっていました。この土砂をスコップで排砂管の方に押し出しました。たんまりたまっていたので、いい肉体労働です。同じように取水口から入ってくる水を2人でせき止めるのに大奮闘。取水設備の中にたまった土砂の確認。こちらも土砂を除去しました。流れ込んでくる水をせき止めるのに思いの外手間取り、改めて水の力の偉大さを痛感し、この力で発電してくれてるんだなぁと体で感じることが出来ました。その他にも発電機のグリースの交換や、有効落差を調整できる吸込み管の弁の調整、Vベルトの調整、発電機台の調整など盛りだくさんでした。大きな異常が無いことを確認でき、6ヶ月間ほぼ休み無しで回り続けてくれる水車・水力発電所に感謝しながら、軽い筋肉疲労を感じながら発電所を後にしました。気になる所も、まぁありますが、これから60年は気持ちよく回り続けてもらうためには、やっぱり心をこの子に向けてあげないといかんなと思いました。水力発電所を何個も事業化してきたある方が、水力は「愛情を注いだ分だけ、返してくれるんですよ」と言っていました。


取水口に詰まったプラスチックなどの人工ゴミ

 

─文:新エネルギー推進チーム 及川

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