2016.09.01
第14回 〜 師との出会い 〜
皆さん、こんにちは。鹿児島のエジソンこと、吉留です。
前回で「道のりシリーズ」が終わったので、今回からは参考になった現場の事例や、
地域のご紹介などを交えてお話していきますね!
今回は私が師と仰ぐ存在、名古屋大学大学院の研究員・岡村鉄兵氏をご紹介します。
師との出会いは、僕たちが事務局を務めている、
ひおき小水力発電推進協議会で行なったセミナーに、講師として来て頂いた
岐阜県石徹白の平野彰秀氏とのひょんな話がきっかけでした。
この石徹白という集落では、らせん水車をNPO法人の事務所の電源に、
上掛水車は農産物加工場の電源として運転しています。
実はこの平野氏、私たちの住む鹿児島県のラサール高校出身ということで、
当初からとても親近感を覚えたのですが、実際に会ってお話しても、
さすが鹿児島を知る方だな〜と感じさせられました。
セミナーでは、水車を利活用した地域活性化の事例をお話頂いたのですが、
セミナー後に歓談していますと、その水車の設計者とは懇意にされているとの事。
私がらせん水車の設計を念頭に活動している事をお伝えすると、
「紹介しようか?」とおっしゃっていただきました。
これは願っても無いチャンス!という事で、早速会ってお話をさせていただきました。
岡村氏は、大学では環境学を専攻されていて、
大学院卒業後は岐阜県の某プラントメーカーにて水車の設計に携わられていたとの事。
勤めているうちにまた研究をしたいという想いが募り、
現在の名古屋大学大学院の研究員として活動されるに至ったそうです。
現在はカンボジアやタンザニアなど無電化地域での電源開発にも携わられており、
現地の方と2人3脚で水車を設計製作されたり、東海地方で自治体ぐるみの
水車製作ワークショップを開催されたりと、幅広い分野でご活躍されています。
私のらせん水車の開発にご協力いただけないか?という打診を
ご快諾頂けて以来のお付き合いです。
現在までに実験水車の製作に携わって頂いたり、
らせん水車の事例をご教示頂いたりと、非常に知識豊富な方で驚いてばかりです!!
タンザニアではスワヒリ語で現地の方と会話されるんだとか。
私には真似できないアグレッシブさです!!
まさに、現在の私の礎といえます。ではまた!