2016.06.17

【第4回】住吉社中・古きを知り新しきを知る

今回の「かごしま図鑑」は、鹿児島県いちき串木野市を拠点に
広く活躍している芸者「住吉社中」さんをご紹介します。

芸者さんと言えばすぐに京都をイメージするかもしれませんが、
鹿児島でも古くから庶民の娯楽として楽しまれてきていました。
それぞれの地域によって歌の内容など特色があったそうです。

しかしいまではあまり見る機会も減り、
鹿児島の芸者さんがどのような感じだったのか知る由もありませんでした。

3年ほど前に自分たちの結婚式の余興で住吉社中さんに来て頂いた時は、
叔父叔母が涙流しながらまさかいまの時代に見れるとは思わなかった、と感動していました。

彼との出会いは7年ほど前に友人の結婚式の撮影をしていた時に衝撃的な出会いをしました。
場所は畳の30名ほど入るスペースで歌や踊りを縦横無尽に移動し、
出席者をどんどん巻き込みながら盛り上げていました。

歌と踊りだけではなくて落語家のように話すところも魅力のひとつです。
これも鹿児島芸者さんの特徴の一つです。
最初に思っていた京都のモノとは違い、とても陽気で南国らしさを感じました。

あと肝心なことは立ち上げた芸者さん・住吉小糸さんが20代半ばということです。
昔活躍していらしたベテランの芸者さんに小さな頃から共にし芸を身に付けてきたとのことです。
驚きです。

そしていま彼が10代前半のお子様や自分より上の世代の方に
指導をしていることにとても希望が見えてきました。

ぜひ一度ご覧になって欲しいので、イベント情報などは
住吉社中さんの Instagramからゲットしてみてください！
▶︎https://www.instagram.com/koito_sumiyoshi/

最後に、今回の写真は、鹿児島市堀江町にあります
Corda／espresso barさんの主催イベント「住吉小糸の宵あそび」の様子を撮影させて頂きました。
毎年2〜3回ほど開かれているイベントですので、是非こちらもチェックしてみてくださいね。
▶︎http://www.corda.jp

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