2023.07.01

第96回　2050年カーボンニュートラル？⑨

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　太陽ガスが関係して作った水力発電所は2つあります。
永吉川水力発電所（水永吉君 みなきちくん）と泊野川水力発電所です。
水力は水のエネルギーを使うもので、
流れている水量と落差が大きければ大きいほど発電能力があることになります。
日置市とその周りにはあまり大きな川は無く、
落差も取れませんので必然的に水力のポテンシャルは小さいのですが、
その日置市にもっと水力をつくっちゃおうという大胆な計画があります。
その挑戦的な発案をしてしまったのが筆者です。

　太陽ガスの本社のある日置市は『脱炭素先行地域』に選定されています。
全国でもまだ62の地方公共団体の提案しか選定されていないもので、
その計画の中に私が発案した低落差でも発電が可能な小型の水力発電所の設置が含まれています。
ポテンシャルとしてはありますので、これから事業化へ向けて本格的にチャレンジしていくことになります。
この先行地域は2050年カーボンニュートラルを達成するために、
2030年までに先行して脱炭素を実現するモデル地域をつくっていき、
そのモデルを他地域にも「脱炭素ドミノ」として展開していくというものです。
これからの日置市の取り組みにもご注目ください。