2020.09.01
第62回 ウミガメと巨大風力
ウミガメが産卵に来るような場所は日本にもそうそうないですが、太陽ガスの本社から西に約7km行くと日本三大砂丘の一つ吹上浜があります。47kmという日本一の長さを誇る砂浜には夏になるとウミガメが卵を産みにやってきます。 この吹上浜から5kmほど沖合に、桜島3個分の面積で日置市の面積に匹敵するほど広大な海上に巨大洋上風力発電の計画が持ち上がっています。ウミガメさんが沖から浜に向かって産卵にやってきたら、「何やらデカイ棒がある」というだけで済むものでしょうか?設置と撤去の工事期間中はウミガメさんたち海洋生物にとってどんな影響があるのでしょうか? 自然砂浜である吹上浜とそこにやってくるウミガメという地域のお宝を、将来の世代にも届けることができるといいなと思います。
写真:ウミガメの赤ちゃんが海に向かって
─文:新エネルギー推進チーム 及川