2017.09.05
第26回 〜水力奮闘記⑤〜
吹き出す汗をハンカチで拭く参列者。7月20日の永吉川水力発電所の地鎮祭でのことです。「2、3キロ減ったかも」と言ったのは、巫女さんでした。 当初の予定では、春には着工の予定でしたが、ここまで伸びてしまったのは、「設備認定」が降りてこなかったからです。 九州経産局から来るはずのこの認定書には固定価格買取制度の重要なIDが記載されています。この認定書が無いと、銀行融資が降りないので着工に“待った”がかかっている状態でした。 本来であれば申請してから1、2ヶ月で取得できるはずのものですが、法改正直後だったので国もあたふたしている感じでした。初めは「6月末には出せる」と。それが「7月の2週には」となり、「3週には」と。電話でしつこいくらい問い合わせていましたが、のれんに腕押しだな、とおもいました。結局8月2日にや~~っと受け取ることができました。 蒸し風呂のようなテントの下では、日置市長をはじめ、地元の自治会長、吹上町の市議さん、施主のひおき地域エネルギー㈱の株主さん、施工会社の方々など合わせて35名と新聞社の3名が滴る汗をぬぐいながら神事を見守っています。土地の神様を祀り、工事の安全をお祈りしましたが、関係者に集まってもらい、儀式をしてもらうと、すがすがしい心持ちになりました。発電開始は来年2月ごろ。工事中、発電開始後も安全に安定した事業になってくれることを心からお願いしました。
文:新エネルギー推進チーム 及川