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RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

太陽ガスの地域電力事業は、
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少しづつですが、進んでいく研究成果や
プロジェクトをご紹介します。

2017.08.01

第25回 〜水力奮闘記④〜

「ふぅ」と一息ついたときの事業費は8千万円。いろいろと削りに削って到達できたラインでした。
設計をし直したものですから、もちろん事業費は変わります。
「変わっても、たかが知れてる」と、楽天家の私は考えていました。
実際出てきた数字は1億円を超えていました。
出力と、発電量も増加したのですが、収支計画を立てるとこれでは赤字になってしまいます。
小水力発電のエキスパートのFさんが、“安く”あげるために考えてくれた設計でしたので、設計を考え直してコストダウンという可能性はありません。
それであれば、工事を請け負う業社さんにがんばってもらうしかありません。
「赤になっちゃいます」と言われるくらいのところまで下げてもらい、やっと1億円を切るくらいにできました。
小水力発電所を作るまでには手間がかかります。そのひとつが許可・申請です。
特に水利権(河川協議)、九州電力との系統連係協議、設備認定の申請。
どれもボリュームが多く、どうしてもクリアしないといけない代物です。
当初は今年の秋までに稼動させたいという目標を設定していました。
ところが、「設備認定」という許可が下りないと、融資も下りません。この設備認定がまた厄介でした。(つづく)

文:新エネルギー推進チーム 及川

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