2016.04.01
第9回〜小水力発電を始めるまでの道のりー 流量観測ー 〜
今月もやってきました、エジソンの部屋です。
前回は僕たちの流量観測についてお話しました。
今回は実際にどんなことをやっているのかや、失敗談などをご紹介しようと思います。
前回流量観測の様子を写真でお見せしましたが、
何をしているのか?と疑問に思う方もいると信じて、
簡単に説明しますと、川の流れの速さを測っているんです。
流量は川の断面積と、川の流れの速さから求めることが出来ます。
ただこの方法で求められるのは、測っている地点のみですので、
厳密にその量が流れているのか?と、言われればそこまでですが、
大まかにどれぐらい流れているのかは判ります。
ただし前回もお話したように、毎月1回測る程度なので、
水位の変化を基に測っていない日の流量を割り出します。
僕たちは水位の変化を見るために、川の護岸に塩ビ管を付けて、
その中に水位を記録するセンサーを入れて測っています。
これも参考の数値にはなりますが、小水力発電を行うための出力の指標になります。
現在までに、日置市内外で流量を測り終えた箇所が3か所ありますが、
そこで起きたアクシデントを2つお話しますね。
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まずは、水位計について。私たちの住む鹿児島県は
沖縄県ほどではありませんが、風水害に見舞われやすい地域です。
それは、私が流量観測を始めたころの事でした。
流量を測ろうと意気込んで現地についたのも束の間、
測定中の水位計とパソコンをつないでデータを移そうと手を伸ばした先に、
あるはずの水位計がないではありませんか。
周りを見渡すと…
ありました。
すぐそばの草むらに…
私が流量観測に向かった日が台風到来の
2,3日後だったので、直接大きな被害はありませんでしたが、
データを確認してみると、台風の日からまるっとデータは抜け落ちていました。
その分のデータを補填するために、当初の予定より長く水位計を設置することに。
それ以来、設置する水位計は絶対に抜けないものを使うようになりましたね。
***
2つ目は、身の危険を感じた私の実体験です。僕たちは川と言っても
割と上流の箇所で水位を観測することが多いです。
舗装されていない事も多く、雨の後などは滑ったりして大変なのですが、
僕がビクビクしながら腰を下ろしたその時でした。
僕の使っている胴長の靴底は、川の中などで滑りにくいフェルトのような
生地になっているのですが、それが仇となったのでしょうね。
そのままずるりと滑ってしまったんです、はい。
その先に着地して難を逃れようとしましたが、悪いことは続きます。
先でも着地できず同じように滑ってしまいました。
2~2.5mほどの高さがあったのでしょうか、吉留into the Riverです。
救いだったのは夏だったという事。
川べりはコンクリート造だったので、滑るように落ちていきました。
うん、流量観測は命がけ!ということに気づかされた苦い体験でした。
次回は次のステップに進んでいこうと思います!