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RESEARCH INSTITUTE OF ELECTRIC POWER INDUSTRY 未来電機研究所

太陽ガスの地域電力事業は、
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た電気ってなんだろう?
少しづつですが、進んでいく研究成果や
プロジェクトをご紹介します。

2024.09.01

第110回 「川②」

梅雨明けしてからというものカラカラの日が続き、雨がほとんど降っていません(8月5日現在)。
それでも梅雨時期に降った雨やそれ以前の雨水が地中を通って出てきてくれるおかげで
川の水がまだ豊富にあります。
前回の記事にもその原理を記載しました。
しかし、あまりにも長く降り続かないと河川の水量はどんどん減っていきます。
飲み水などの生活用水、農業、そして水力にとっては適度に降ってもらえるといいですね。

雨が多すぎると、今度は災害につながります。
東北では記録的な大雨による水害が発生していましたが、梅雨や台風の時期には特に警戒が必要です。
気候変動による災害の激甚化も怖いところです。
大雨が降ると、水がいたる所から川に流れ込み、河川の流量が増えていきます。
道路や土地をアスファルトなどで覆ってしまっているため、
地中に浸透する水が少なくなり、排水路を伝って一気に川めがけて水が集まってきてしまっているのも問題です。

降雨量が多いと下流に流れていく水量よりも流れ込む水量の方が多くなりどんどん水位が上がります。
水位を河川堤防より低く保つことができるのであれば何とかやり過ごすことができるのですが、
下流に流す量が追いつかないと、堤防を越して水が溢れ出してしまいます。
溢れ出した水により家屋などが浸水してしまったり、堤防を破壊したり、
上流部では水分を多く含んだ土砂が崩壊して土石流を引き起こしたりして災害が発生してしまいます。


図:河川(出典:国土交通省HP)

─文:新エネルギー推進チーム 及川

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