2022.03.23
第80回 ただいま工事中⑤
少しずつ引き入れては吊上げるワイヤーをかけなおしたり、
台車を前に後ろに移動させて半日ほどかけてやっと発電機が建屋の中に納まりました。
ただいま工事中の泊野川水力発電所の心臓部分にあたる水車と発電機の据付作業の一幕です。
発電機は5トンほどの重さがあります。
それを建屋内に入れる作業は想像以上に大変な作業で、
「屋根がなかったら上からクレーンで吊れば一発なのに」と見ているだけの私は、
必死で作業されている方の傍ら、
次回は機器類の搬入方法をもっとエレガントにしたいなと考えていました。
管路は残すところあと5mほど。
これがつながれば約1,400m先の取水口から水を水車に流し込むことができます。
試運転は3月頭から。オーストリア製の水車なので、技術者が来日するはずでしたが…。 (つづく)
写真:発電機・水車の搬入
─文:新エネルギー推進チーム 及川