馬路村で驚きの連続でした。

最近発電を始めた小水力発電所の見学に行ったのですが、初めに驚いたのが、
道路がこっち側で、川が流れていてその向こう側、道路が無い方に発電所があったことです。
一瞬目を疑いました。

聞いてみると、林業などで使うワイヤーを設置して、道路のない川向こうに資材を運んで建設したとのことでした。
これが一つ目のびっくり。

次のびっくりは水の取り方。
一般的には堰を作って水の流れを変えて取り込むのですが、
馬路村の小水力発電所では井堰が無く自然な形で取水しています。
日置市でも同じことを考えて小水力発電所を創ろうとしていたので2重のびっくりでした。

馬路村小水力発電所の建設に中心的にかかわった古谷さんが川を愛しているんだ、
と語ってくれたのにはすごく共感しました。

その古谷さんが村の小学生に『オッチャンが村の小水力発電所をつくったんやで』と自慢したら、
この女の子が『オッチャンにできるわけない！』と言われていました。

 

【レポート】太陽ガス 及川斉志