2025.07.02
第120回 「梅雨」
天気予報を見ると梅雨にふさわしく雨マークがびっしり並んでいます。
この記事を書いているのは6月9日。
皆さんにこのセネルン通信が届く頃はまだ梅雨明け前かと思いますが、
今年の九州南部の梅雨入りは何と全国で一番早い5月16日でした。
この梅雨の語源を調べてみると、諸説ありましたが、一番しっくりくるのが
「梅の実がちょうど熟す時期に降る雨」だからでしょうか。
我が家の敷地にも梅の木があるのですが、「大雨が降る前に実の収穫をしないと」という切迫感からも、
まさに梅の実と雨が結びつくのです。
せっかく頑張って着けてくれた実を台無しにしてしまっては申し訳ないと、先日もせっせと収穫しました。
私は他のものもそうなんですが、収穫するのは好きでするのですが、その後の作業はあまり得意ではないようです。
それでも瓶や砂糖、強めの度数の焼酎を揃えて、梅ジュースと梅酒を仕込みました。目分量で。
さて、雨は生きていくうえでももちろんですが、水力発電にとってもまさに死活問題になるものです。
雨が降れば川の水量が増えるのでたくさん発電してくれますが、降り続けないと出力は下がり続けます。
恵みの雨という言葉がぴったりです。
しかし、集中豪雨など短時間で「バケツをひっくり返したような雨」は脅威にもなり得ます。
自然のエネルギーや循環に沿って、自然の恵みを享受させてもらいたいなと思います。
─文:新エネルギー推進チーム 及川